どちらかというと旧聞に属する話題かと思うが、コア分離がドライバと競合して有効にできない問題は、Acronis TrueImage や Home Security の Try & Decide機能が競合している場合もある。その場合は tib.sys が競合しているドライバと検知される。
右下の通知エリアにセキュリティ対処が必要と表示されていたので、事態に気付いた。
クリックして開いて見ると、あらま。デバイスセキュリティのところに警告がでている。
指示通りに設定に入ってみると、
左様でございますか、互換性がないドライバーがありますか。それを解決せよと。
「互換性のないドライバーを確認する」を押すと、問題点が表示される。
ああ、これかぁ……。知らない人はインターネット検索して情報を調べたり、Acronis と表示されているので、何のソフトが影響したのかに気付いて、Acronisサポートセンター(結構親切です)に問い合わせたりするのでしょうね、それで良いとは思うのだが、実は Try And Decide 機能だと自分は知っていました。それが有効なのか…
とりあえず、確かめてみる。 アプリ一覧から;
やはり、であった。
このツールはふだん使わないので、削除。
で、戻ってコア分離有効に変更すると、再起動が要求される。
再起動してから、どんな結果になったかな、と、再度デバイスセキュリティを表示してみると、バッチリOKそうである。
この件については、考えるべき論点があるのかなと思う。
それは、コア分離を無効のまま無視しておくのはどうか、という考え。 Acronis社による別のコア分離セキュリティ保護があるので、この案もそんなに悪い考えではないと思う。もし、Try&Decide 機能を使用しているのであれば、無視一択となる。この機能はイメージから別のOSを仮想起動する仕組みだから、OSコアの部分をハードウェア機能で分離してしまうと仮起動しているOSからトライ中のバックアップイメージにアクセス不能となってしまい、本機能が実現できなくなるのは当然のことと思われる。
しかし、Try&Decide機能を使用していないのであれば、(そんなに普段からは使用しないだろうと思う)ソフトウェア制御で実現するメモリ分離より、ハードウェア制御で実現するコア分離の方が、より強力な保護である。使用しない機能のために保護レベルを弱くするのはナンセンスだと思う。
コア分離に関しては、以前、別の問題も経験した。謎(?)のftdibus.sysというドライバがプリインストールされていて問題がおき、そのときはpnputilコマンドを利用してアンインストールする必要があった。それは;