メモ書き: コア分離で ftdibus.sys FTDI というドライバによってコア分離が妨げられていた件

Windows セキュリティの警告が 右下の通知エリアのポップアップに表示され、これを有効にしようとすると、ftdibus.sys FTDI というデバイスドライバがコア分離を妨げているとして有効にできないのである。
で、ftdibus.sys が何者かであるが、、、まあFTDI社というのは、それなりに名の通った会社であり、わたしも製品を使った事がある。 しかし、問題のおきたこのPCでは、FTDI製品は使用していないはずなので、、それで、変だなぁとなる。
まずは、デバイスマネージャやインストール済みアプリ一覧を確かめてみるのだが、それらしいものは見当たらない。はてな。。。
で、そのあとが困ったのであるが、こういう場合は 管理者権限の Powershell を開いて、pnputil というコマンドを使うものらしい。
pnputil /enum-drivers
というコマンドを使用すると、インストールされているドライバ一覧が表示されるが、デバイスマネージャより詳しい情報が表示される。テキスト出力なので、検索して確認することができまして(リダイレクトでコマンド出力をファイルに落としたり、エディタで検索したりする事については説明を省くが)、で、以下のようにインストールされていたことが判明;
公開名:     oem2.inf
元の名前:      ftdibus.inf
プロバイダー名:      FTDI
クラス名:         ユニバーサル シリアル バス コントローラー
クラス GUID:         {36fc9e60-c465-11cf-8056-444553540000}
ドライバー バージョン:     08/26/2014 2.12.0.0
署名者名:        Microsoft Windows Hardware Compatibility Publisher
なんじゃこれは、なのであるが、このPCではFTDI社のUSBコントローラーは使用していないはず、、(IntelのチップセットのUSBコントローラを使用しているはず、、)、、あと、ドライバのバージョンが妙に古い、、このPC購入日より何年も前のドライバなんて、なんだかおかしい、、セットアップはショップに依頼したPCなので、ショップで誤って余計にインストールしたのであろう、、、ので、これは削除すべきドライバだと判断、削除にトライしてみることにした。
削除はコマンド
pnputil /delete-driver oem2.inf
とするが、ここで出てくる oem2.inf は /enum-drivers で調べた時に表示される「公開名」の欄に出てくるものを指定する。
もし、誰かがこのドライバを実際に使用していたら、このpnputil はエラー終了するはずだが、案の定、あっさりドライバは削除された。。つまり、削除してよいドライバだった訳である。
ドライバが削除できたあと、コア分離を有効にしてみると、サクッと有効化できました。よしよし。
このテキストでは、さっくり書いたけど、そもそも ftdibus.inf ってなんぞやを調べたり、pnputil の存在に気付いて使用方法を覚えたりするのに、二週間ぐらいを要しているのでありまして、勘弁してよとは思うのです。
ただ、 pnputil /enum-drivers は、けっこう覚えておくと有用そうなコマンドな気がしたので、ここに記録を残そうと思った次第。

投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: