デジタルカメラは、メインで使っているのはリコーGR3とGR3xの2台でこれは何の不満もない高画質カメラだと思います。ただ、休日とかにもっとじっくり写真に取り組みたいと思うとき、単焦点レンズ2本だけ、というのは、寂しい感じを受けるのですね。もっと多様なレンズを使ってみたい、特に望遠レンズ系を強化したい気持ちは強いです。
望遠レンズに関しては、ソニーWX350を潜ませていて、これで大きく写せるのですが、画質は微妙に物足りない感じで、しかも、基本すべてオート固定なコンデジであるため、いくつかの基本的な調整はできますものの、工夫できる要素が少なくて、自由度に不満があります。
この辺の不満点に悶々としていたところ、マイクロフォーサーズという小型カメラ規格を知り、最初はパナソニックのLUMIXを注目していましたが、OM SYSTEMが面白いと思うようになってきました。
OM SYSTEMは、アウトドアに特化したカメラを用意していますが、基本的にシンプルに忠実で昔からある素直な設計をしているので基本性能が高く、かつ、お値段が比較的安いことになります。作例作品を見るに、十分な高画質性能があり、私はこれで満足できそうですし、工夫の仕方が想像できます。
注目しているカメラは、PEN E-P7 というモデルで、外見がGR3に近いから組み合わせて併用するのに親近感を抱きました。
何より、シンプルでコントロールしやすそう、つまり、作品作りに工夫できる余地が豊富そうなところが魅力的です。また、今まで使っていた銀塩カメラの焦点距離と比べ、焦点距離がちょうど半分になるところが直感的で好ましいです。この撮像センサのサイズがフルサイズに比べて小さいところが、不利と言われますが、実際のところ画質はセンササイズだけで決まるわけではありませんし、それよりなにより、半分サイズであるため、小さく軽くまとまる持ち運びのしやすさが大きなメリットだと思います。
OM SYSTEMの製品で、気になっているカメラは、 PEN E-P7という機種です。見た目はGRと似たような外見で、一緒に使っていて親和性が高そうな印象です。
OM SYSTEMのレンズラインナップで注目しているレンズは5本ほどあります。
- M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8
- M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
- M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
- M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
- フィッシュアイボディーキャップレンズ BCL-0980(9mm F8.0 Fisheye)
なんだか、単焦点レンズが多くて、ズームレンズは望遠レンズの一本だけですが、この組み合わせは、実は、子どもの頃使っていた一眼レフカメラで慣れている組み合わせになっていて、この組み合わせが楽しそうに思えているのです。
17mmは、フルサイズでは35mm相当レンズに近い画角になるはずです。少しだけもっと広いのかもしれませんが、35mm相当は一番好きな画角で、子どもの頃、このレンズをもっともよく使っていました。GR3でも、クロップモードで35mm相当にして撮ることが多く、ワンタッチでこの画角を呼び出せるようにしています。
30mmマクロは、フルサイズでは60mm相当になりますから、ほぼ標準レンズ(すこしだけ狭い)という画角でしょうか。私には、50mm相当の標準レンズは少し望遠レンズのように感じますので、望遠マクロ的な感覚になるかもしれません。近寄って大きく写すのが得意なレンズであるはずです。
45mmマクロは、フルサイズはでは90mm相当になり、この画角は、集中して何かモノを見ているとき、眼が一度に捉える範囲と一致すると言われます。駅のポスターを自然に見られる距離に立ち、そこから90mm相当レンズで撮りますと、ポスター一枚いっぱいと撮影範囲が同じくらいになるはずです。モノがとても自然に写りますし、ダイナミックな切り取り演出もしやすい画角だと思います。 GR3xでは、クロップ機能でこの画角を出せません。それだけ望遠レンズは気になります。
この上の単焦点に、75mm F1.8 (フルサイズ150mm相当)もラインナップにあります。これも楽しそうな画角だと思いますが、お値段が少々お高いレンズです。しかし、面白いことに、この領域はズームレンズが、お安いお値段で提供されております。機能の差もありますが LUMIXの同じような画角のレンズより、ずっと安く仕上がっていて、それに惹かれました。レンズ内手振れ補正機能がありませんので、それだけレンズがシンプルになっていると理解しました。手振れ補正はボディにもありますので、きっと大丈夫だろうと思います。この75-300 (フルサイズでは 150-600mm相当)は、GR3xでは撮れない超望遠の世界ですので、特に気になります。最初に欲しいというか注目したのは、この望遠レンズでした。ですごいのはこのサイズで、600mm相当の長玉レンズですのに、手のひらにのるのです!驚きです。
最後は、逆に超広角レンズで、画角180度のフィッシュアイレンズ(魚眼レンズ)。このレンズは絞りが固定、撮影距離が2ヵ所だけの切り替え式になっている簡易レンズですが、カタログ上交換レンズのところではなく、アクセサリ商品のところにのっています。これは遊べそうで楽しそうです。
この辺までにしておきましょう。 こういうのは、カタログを見ている間が一番楽しいです。実際に買えるかは、今は経済的な余裕がなかなか厳しいですので、ボーナスがでたあとのお財布と相談になります。