いつもと違う裏の道を歩いてみていたら、木造家屋の解体現場に出くわした。当たり前だけど、ふるい家ってなくなっていくよね。なんだかノスタルジー気分になる。
この地域は、区画整理事業が行われるそうで、おそらくは、それに合わせて改築する決断をしたのだろう、と、推測する。持ち主の話を聞いた訳じゃないから、本当のところは分からない。ただ、地区を再開発して、新しい街としてリフレッシュスタートを図るべきだ、という趣旨はだれにも理解できるところじゃないだろうか。
この中央区って場所は、同じ千葉市の中で人口は減っているところで、つまり、過疎ってきている様なので、人が住んでいない家を解体して空きスペースにしていき、本当に人が暮らすスペースが広げられるように出来たら良いのにな、なんて、実際にはできない事をついつい考えてしまう。 人口密度が減ったら、家がまばらになっていく、訳ではないんで。 人口密度が減っても、家は細かく区分されている土地の中にただありつづけ、空き家、空き部屋が残るんですよね。
歩いていたら、なんか、ディレクTVのパラボラアンテナが放置されたままの家をみつけた。アンテナは傾き、放置していたら落下して危険なことになりそうではある。が、しかし、そこは人が住んでいる気配もしない。ディレクTVって、いつ終了したサービスでしたっけ? つまり、そんな昔からそこにはもう人が居なかったのではないか、と。しかし、現実空間は、コンピューターの中の仮想空間とは異なり、ガーベジコレクターが走るわけではない。ただ、子細に区分された沢山の所有権が残り、相互の交流もなく、地域一体としたマネジメントも行われない。それが現代の生活って。
そんな事を思っていた。