カテゴリー: Windows11

  • Windows11: Explorerの動作が遅い問題、拡張検索にすると解決した

    Exploreの動作が遅い時Google検索してみますと、よく紹介されるテクニックはフォルダオプションで、「エクスプローラーで開く」の設定を「ホーム」から「PC」に変える、「最近使用したファイルを表示する」「頻繁に使用されるフォルダーを表示する」「Office.comのファイルを表示する」の設定をオフにする、というものです。そうした昔に戻す設定もよいとは思うのですが、新機能をオフにするだけでは面白みに欠けるなぁと思っていました。「最近使用したファイル」を列挙するのなんて、LRUアルゴリズムを適用するだけですから、そんなに処理が遅くなるはずがないと思っていたのです。ただ実際遅くなるのは確かでして、どうしてだろうと。

    そうしたら、遅くなる原因はファイル探索にあるようで、Windows検索の動作を拡張検索にするとエクスプローラーがファイル情報を取得するのが速くなり、結果としてExplorerの動作が速くなるようです(扉画像)。にしても、このダイアログボックス、拡張検索にすると重くなるように見える書き方。実際リソース量としては書いてある通りなのだろうけれど、処理能力が向上した現在のプロセッサに合うのは、拡張検索の方のようです。

  • コア分離: TrueImage等のTry&Decide機能が競合している場合

    どちらかというと旧聞に属する話題かと思うが、コア分離がドライバと競合して有効にできない問題は、Acronis TrueImage や Home Security の Try & Decide機能が競合している場合もある。その場合は tib.sys が競合しているドライバと検知される。
    右下の通知エリアにセキュリティ対処が必要と表示されていたので、事態に気付いた。
    クリックして開いて見ると、あらま。デバイスセキュリティのところに警告がでている。
    指示通りに設定に入ってみると、
    左様でございますか、互換性がないドライバーがありますか。それを解決せよと。
    「互換性のないドライバーを確認する」を押すと、問題点が表示される。
    ああ、これかぁ……。知らない人はインターネット検索して情報を調べたり、Acronis と表示されているので、何のソフトが影響したのかに気付いて、Acronisサポートセンター(結構親切です)に問い合わせたりするのでしょうね、それで良いとは思うのだが、実は Try And Decide 機能だと自分は知っていました。それが有効なのか…
    とりあえず、確かめてみる。 アプリ一覧から;
    やはり、であった。
    このツールはふだん使わないので、削除。
    で、戻ってコア分離有効に変更すると、再起動が要求される。
    再起動してから、どんな結果になったかな、と、再度デバイスセキュリティを表示してみると、バッチリOKそうである。
     この件については、考えるべき論点があるのかなと思う。
    それは、コア分離を無効のまま無視しておくのはどうか、という考え。 Acronis社による別のコア分離セキュリティ保護があるので、この案もそんなに悪い考えではないと思う。もし、Try&Decide 機能を使用しているのであれば、無視一択となる。この機能はイメージから別のOSを仮想起動する仕組みだから、OSコアの部分をハードウェア機能で分離してしまうと仮起動しているOSからトライ中のバックアップイメージにアクセス不能となってしまい、本機能が実現できなくなるのは当然のことと思われる。
     しかし、Try&Decide機能を使用していないのであれば、(そんなに普段からは使用しないだろうと思う)ソフトウェア制御で実現するメモリ分離より、ハードウェア制御で実現するコア分離の方が、より強力な保護である。使用しない機能のために保護レベルを弱くするのはナンセンスだと思う。
    コア分離に関しては、以前、別の問題も経験した。謎(?)のftdibus.sysというドライバがプリインストールされていて問題がおき、そのときはpnputilコマンドを利用してアンインストールする必要があった。それは;
  • C#がDelphiの後継言語だったんですね: Anders Hejlsbergさん

    わたしは boot strap や trust chain ばかりやっているプログラマですので、一般的なアプリ作りはやっていないのですが、少し Windows で動くプログラムを自作する必要がでてきて、python とかのスクリプト言語では厳しいから、さてどうするかと。
    で、昔親しんでいた Delphi などを触っていたのですが、問題のAPI にアプローチする手段が、Pascal向けには提供されていません。 あっれ。。その場合、CやC++やC#といったプログラミング言語を仲立ちさせて使えるようにしなくちゃなりませんが、それは十分できるだろうとは思うのですが、ちと面倒な作業になります。それで、いま API が提供する C# と .NET framework について勉強していたのですが、…これ、妙に Delphi に似てません? 少し学習プランをすっ飛ばして Delphi 風の使い方で操作してみたら、動いてしまって。Delphi のパクリが Microsoft の C# なのでしょうか、という風に思っていました。
    その後、気付いてしまったのですが、C# と Delphi は同じ人物による設計だったのですね。どちらも Anders Hejsberg さん。ということは、だ、C# と .NET framework は Delphi の後継言語環境だと言えまして、で、あればだ、C# で良いじゃん。おまけで 少しの工夫で Mac や iPhone や Android でも動かせるオプションが付いてくるなら、これを選ばない理由はなかろう。
    Anders Hejsberg さんに関してはこちら;
    この事実に気付いたのは、 Quora で回答に気付いたからですが、Quora へのリンクは張れませんので、Quora内の検索機能でこの人名を検索してみてください
  • メモ書き: コア分離で ftdibus.sys FTDI というドライバによってコア分離が妨げられていた件

    Windows セキュリティの警告が 右下の通知エリアのポップアップに表示され、これを有効にしようとすると、ftdibus.sys FTDI というデバイスドライバがコア分離を妨げているとして有効にできないのである。
    で、ftdibus.sys が何者かであるが、、、まあFTDI社というのは、それなりに名の通った会社であり、わたしも製品を使った事がある。 しかし、問題のおきたこのPCでは、FTDI製品は使用していないはずなので、、それで、変だなぁとなる。
    まずは、デバイスマネージャやインストール済みアプリ一覧を確かめてみるのだが、それらしいものは見当たらない。はてな。。。
    で、そのあとが困ったのであるが、こういう場合は 管理者権限の Powershell を開いて、pnputil というコマンドを使うものらしい。
    pnputil /enum-drivers
    というコマンドを使用すると、インストールされているドライバ一覧が表示されるが、デバイスマネージャより詳しい情報が表示される。テキスト出力なので、検索して確認することができまして(リダイレクトでコマンド出力をファイルに落としたり、エディタで検索したりする事については説明を省くが)、で、以下のようにインストールされていたことが判明;
    公開名:     oem2.inf
    元の名前:      ftdibus.inf
    プロバイダー名:      FTDI
    クラス名:         ユニバーサル シリアル バス コントローラー
    クラス GUID:         {36fc9e60-c465-11cf-8056-444553540000}
    ドライバー バージョン:     08/26/2014 2.12.0.0
    署名者名:        Microsoft Windows Hardware Compatibility Publisher
    なんじゃこれは、なのであるが、このPCではFTDI社のUSBコントローラーは使用していないはず、、(IntelのチップセットのUSBコントローラを使用しているはず、、)、、あと、ドライバのバージョンが妙に古い、、このPC購入日より何年も前のドライバなんて、なんだかおかしい、、セットアップはショップに依頼したPCなので、ショップで誤って余計にインストールしたのであろう、、、ので、これは削除すべきドライバだと判断、削除にトライしてみることにした。
    削除はコマンド
    pnputil /delete-driver oem2.inf
    とするが、ここで出てくる oem2.inf は /enum-drivers で調べた時に表示される「公開名」の欄に出てくるものを指定する。
    もし、誰かがこのドライバを実際に使用していたら、このpnputil はエラー終了するはずだが、案の定、あっさりドライバは削除された。。つまり、削除してよいドライバだった訳である。
    ドライバが削除できたあと、コア分離を有効にしてみると、サクッと有効化できました。よしよし。
    このテキストでは、さっくり書いたけど、そもそも ftdibus.inf ってなんぞやを調べたり、pnputil の存在に気付いて使用方法を覚えたりするのに、二週間ぐらいを要しているのでありまして、勘弁してよとは思うのです。
    ただ、 pnputil /enum-drivers は、けっこう覚えておくと有用そうなコマンドな気がしたので、ここに記録を残そうと思った次第。